
ハラスメント行為者向け研修
<行動変容へのステッププログラム>
ハラスメント行為者向け研修
<行動変容へのステッププログラム>
受講対象者:ハラスメント行為者
(目的)
ハラスメント行為者(加害者)行動変容へのステッププログラムは、
行為者自身が自己の行動とその根底にある感情や信念を深く理解することを目指します。
このプログラムを通じて、ハラスメント、怒りの管理、効果的なコミュニケーション、
職場での倫理的行動の重要性について学び、
他者を尊重し支援する態度を育むことで、職場におけるポジティブな変化を促します。
最終的には、不適切な行動の再発防止と職場環境の改善を図り、全員が尊重され、
安全に感じられる環境を構築することがこのプログラムの究極の目標です。
■効果的な行動変容を促す「気づきから定着」までの4ステップアプローチ
ハラスメント行為者(加害者)の行動変容を促すプログラムでは、「気づき」「理解」「修正」「定着」の4ステップが効果的です。まず、自身の言動が他者にどう影響を与えているかを客観的に振り返らせる「気づき」(本人のレポート提出・フォローアップ面談)を重視します。
次に、ハラスメントの構造・法的責任・心理的影響を学ぶことで「理解」を深めます。その後、望ましい言動をロールプレイやフィードバックで「修正」し、日常的な行動として「定着」させるプロセスを継続的に支援します。
こんな問題・悩みありませんか?
(1)注意しても改善が見られない
社内で何度指導しても「自分は悪くない」と受け止められ、行動が変わらない。
(2)職場の雰囲気が悪化している
加害行為により、周囲が委縮し、人材の定着率やチームの生産性に影響している。
(3)被害者の声が届かない
「相談しても無駄」「またやり返されるかも」と不安が先立ち、声が上がりにくい。
(4)人事部門の対応に限界がある
問題が発生するたびに、対応や調整に追われ、本来の業務が後回しになってしまう。
(5)単発研修では効果が続かない
一時的な知識提供ではなく、行為者本人の行動変容までを支援するプログラムが必要。
職場におけるハラスメント
職場におけるハラスメントには、以下のような種類があります。
-
パワーハラスメント(パワハラ)
職場での地位や権限を背景に、業務上適正な範囲を超えて、身体的・精神的な苦痛を与える行為を指します。例えば、暴力的な言動や過度な叱責、業務上不要な作業の強要などが該当します。 -
セクシュアルハラスメント(セクハラ)
労働者の意に反する性的な言動により、不快感を与えたり、就業環境を害する行為です。性的な冗談や不適切な身体接触、性的関係の強要などが含まれます。 -
マタニティハラスメント(マタハラ)
妊娠・出産・育児に関連して、労働者が不利益な扱いや嫌がらせを受けることを指します。例えば、妊娠を理由にした解雇や降格、育児休業の取得に対する嫌がらせなどが該当します。 -
育児・介護ハラスメント(ケアハラ)
育児や介護に関する制度の利用や、これらの事情を理由にした労働者への嫌がらせや不利益な扱いを指します。育児休業や介護休業の取得を妨げる行為や、これらの制度を利用した労働者への差別的な扱いなどが含まれます。
これらのハラスメントは、労働者の尊厳を傷つけ、職場環境を悪化させる重大な問題です。
企業は適切な対策を講じ、健全な職場づくりを推進することが求められます。
研修メニュー
弊社の「行動変容ステッププログラム」は、
“気づき → 理解 → 修正 → 定着”の4ステップを通じて、
行為者が自らの行動を深く見直し、再発を防ぐ仕組みを備えています。
人事・管理職の方の負担を軽減し、安心して働ける職場環境づくりを強力にサポートいたします。
お客様の現状の課題に沿って、問題解決できるように取り組んでおります。
目的、対象者、人数によって、カリキュラム内容・時間は、柔軟に対応が可能です。
お気軽にご相談下さい。
概要
・対 象 者: ハラスメント行為者(加害者)
・研修日時:貴社のご希望の日時(土日でも可能)
・実施期間:貴社のご要望に応じます。
・回 数:貴社のご要望に応じます。
・内 容:行為者一人ひとりの状況や課題に応じて、最適なオリジナルプログラムを構築
します。
・報 告:本人のレポート+カウンセラーの所感について報告書提出
フォローアップ面談もカウンセラーの所感について報告書提出
・会 場:貴社会議室または外部の会議室(別途費用)
ハラスメント行為者向け 研修の特徴
(1)一人ひとりに合わせたプログラム設計
行為の背景や性格特性に応じて、研修内容をカスタマイズします。
(2)“気づき → 理解 → 修正 → 定着”の4ステップアプローチ
単なる知識提供に終わらず、日常の行動が変わるまでを体系的に支援しま
(3)心理学的アプローチで行為者の本音にアプローチ
交流分析や感情コントロール法を用い、根本にある思考パターンや感情を修正します。
(4)行為者本人の主体的な参加を重視
講義型でなく、ロールプレイ・面談・レポートを通じて本人が気づき、考え、行動する
プロセスを徹底。
(5)研修後の変化を見える化
受講後は行動・意識の変化をまとめた報告書を作成し、組織が今後の対応を検討しやす
くします。
行動変容の実現
・部下を怒鳴らさずに指導できるようになった
・感情に流されず、自分をコントロールできるようになった
・報連相のやり取りがスムーズになった
・家庭でも優しい態度が増えた
・“感謝”を持って人と関われるようになった